M田の日記

M田の日常と1/3の純情な感情を綴る日記

『タラレバ』



たらればだなって思った


日常は常にずっと動いてて

その瞬間瞬間にも未来は現実になって

現実になったかと思ったらもう過去になってる、流れるように



あんなに恋い焦がれた未来が現実になったのに呆気ない

そっけない

味気ない



自分てこんなに簡素な人間じゃなかったはずなのに

表現の仕方がわからない



好きなのに

見守ってるみたいで

好きなのに

いらないみたい



付かず離れずでいよう



できるだけ長く続くように



ラインのやりとりは2〜3回のラリーのあと私の方から終わらせたのに

真夜中にスタンプをわざわざ送ってくれるのはただの君の優しさなのか

少しでも私を想ってくれてなのか



できるだけ素直に返そう

愛情も感謝も温もりも



強くなろう

心も身体も


心が特に問題だ

もっと心に余裕を持ちたい




頑張りたい、色々。


人間的にも知識が欲しい。

女としてももっと綺麗になりたい。

時間がない時間がない。




もっともっともっと頭良くなりたい

もっともっともっと高みを目指したい

もっともっともっと自立したい



ちいさなチープな自分じゃダメだ




いつかは君もいらなくなりたい







『拙い両想い』



僕らの関係はまだ儚い





儚くて儚くて


フワッと包み込んで


オブラートにくるんでおかないと



大切に大切に


細心の注意を払って


丁重に扱わなければ


もう原型すらとどめられなくなりそう






すぐに破れて萎んでしまいそう







土台がしっかりしてるつもりだったけど、


実際のところ蓋を開けてみれば


なんて脆く薄い透明なガラス細工なんだろう







肺に呼吸を入れても入れても


なんて息がし辛くて


なんて息が詰まるんだろう




猫になりたい



そしたらもう少しだけ君に構ってもらえるのに





ままならないね、


君も僕も、


この恋も、




君の辛さに添えない今が



君の心に添えない今が



君と共有できない今が






僕には1番辛いかもしれないや







『夢のような…』



夢を見てた。

恋い焦がれて心を焦がした。

届かない想いに泣いた。

くることのない未来を夢見て泣いていた。



叶わないと思ってた。
手に入らないと思ってた。



あんなに近付いたのに、遠のいて
あんなに遠のいたのに、今は近くにいる。

それも1番近く、隣で。
君の隣で。

いてもいいんだ。
君の隣に。

居場所にしていいんだ。
君の隣を。


近くにいるとホワッと滲みるそのロウソクのような優しさの
触れたら壊れてしまいそうなそのガラスのような繊細さの
陰りのあるような闇と冷徹な雰囲気に飲まれて霞んでしまっている消えそうな微笑の
朝の光に消えてしまいそうな儚さの


今現在の君を作り出したその実を知った。


あぁ、そうか。
だから今の君が生まれたんだね。
だから今の君が形成されたんだね。


もう辛さを背負わないで欲しい。
もう噛み締めて泣かないで欲しい。
思い出して辛くなる時は、隣にいさせてほしい。
不安にならないでほしい。
もう無理に奮い立たせて強がらないでほしい。
誰にも見せないで1人で溢した涙も心の痛みも追憶に沈めてしまったであろう心の声も
もう隠さないでほしい。


もっと、弱さを見せてほしい。


泣きたいことは一緒に隣で泣かせてほしい。
辛いことは一緒に隣で味わわせてほしい。
腹が立つことは一緒に隣で嘆き合わせてほしい。
それでいっぱい2人で泣いて噛み締めて嘆いて怒ったら腹が減ったなって気を紛らわせてケロッとした顔で一緒にご飯をたらふく食べよう。
くだらない会話でゲラゲラみっともなく腹抱えて目には涙浮かぶほど笑おう。
喧嘩したらとことん喧嘩してお互い大声張り合って罵り合おう。
こんなやつもう知らねーってなるくらい。
どっちかが家を飛び出しちゃったら、
どっちかが必ず迎えに行こう。
お互いのアラが出てきたらいっぱいイライラしていっぱい衝突しあって打開策も妥協案も
いっぱい話し合おう。
飽きるほどいろんな話をしよう。
腐る程だらしない2人を見せ合おう。
顔も見たくなくなるほど一緒にいよう。
お前なんか嫌いー!ってなったらちょっと
距離を置いてしばらくしたらちょっと寂しくなって、(自分も悪かったかなー?でも向こうも悪いじゃん!)とか色々心の中で葛藤してからちょっとだけ距離置いてるうちに顔が見たくなってしぶしぶバツが悪そうな顔しながら家に帰って玄関で謝って2人でプハッと笑い出しちゃって喧嘩してたことももうどうでも良くなっちゃって、そしたらまた仲直りして一緒にふざけ合っちゃってだらだらとソファで寛ごう。



いっぱいいろんなことをしよう、2人で。
いっぱいいろんなところへ行こう、2人で。
いっぱいいろんな思い出を紡ごう、2人で。


別れなんて、いつ来るかわからない。
でもそのことにフォーカスを当てなくていい。

いつ来るかわからないその時が来るまでは
互いが互いを大好きでいよう、信頼しあっていこう。
互いが互いを求めあって、尊重しあっていこう。
汚い部分も醜い部分もゆっくりとゆったりと
咀嚼して受け入れて楽しいことも嬉しいことも噛み締めよう。


死ぬために生きてるんだとか、
必ず終わりが来るだとか、
そんなわかりきった答えが出る前の間を埋めるのはいつだって君と僕だ。
出会うまでの君は、どんな人だった?
どんな生活でどんな生き方だった?
君の口から言うまでは聞かないでおこう。




いっぱい笑ってほしい
いっぱい幸せ感じてほしい
いっぱい安心してほしい


これからは
2人でいっぱいいっぱい
幸せになろう。



せっかく念願の初デートはこの最近の騒ぎのせいで動物園休園しちゃって行けないなんてほんとに勘弁してくれコロナちゃん。


『夢のような』



夢のようなことが起きた。


それは、何度も頬をつまむほどの
それは、何度も相手に投げかけるほどの



ありえないと思ってた、まさに奇跡だと言っても過言ではないほど。


長年の想いは、儚く散ってしまうとばかり思ってた。

それなのにこんなにサラッとかなってしまうなんて。

『Material』



即物的に物事を捉えたら、

至って簡単に辿り着いてしまうような答えを


どうしてまた

いつの時代も僕らは、

主観で事実を捻じ曲げ、そこに少しの希望的観測を交えながらも淡い期待を捨てられずに現実をいいように着色していくのだろう。


もう底が見えそうな真実を

もう抗いようのない真実を


そんなはずないなんて焦って惑って、

自分の都合のいいように現実を捻じ曲げて、

それでもそれはもう淡い期待だったなんてそんなの根底ではわかってるくせに。



ふと立ち止まって、人生の意味について考えると

なんで人は、生まれて死ぬのか。


結局死ぬくせになんで生きるのか。



今自分が欲しいもの、

叶えたい夢、

理想としてる未来、


それらを手に入れたところで結局死んでしまう。

全て無に帰すことになる。


だとしたら何故、こんなにも今現在生きている私たちは目的を持って、目標を持って、 生きているんだろう。



何か目的や使命があって、それを果たすために生きている。

だとか、

神に生かされてるから生きてる。

だとか、スピリチュアリズムで語る人もいれば、

人生に意味なんてない。

だとか、

ただなんの意味もなく生まれたから生きて、ただなんの意味もなく命が尽きるから死ぬだけなんだとか。

そういう即物的なものでしか見ない人とか。




欲望も葛藤も

自身の中で混ざり合って

保身も妥協も

自身の中絡まり合って


夢見て走って転んで嘆いて

それでも進めるのは何かをそこに

辿り着いた先に期待するからだ

希望的観測の中で闇雲な

ただただ闇雲な道中を


真実ってなんだろう

目に見えてないだけのものかもしれないのに

偽りってなんだろう

自身が信じて疑わないだけのものかもしれないのに

そこを推し量る差異は何だ?

判断する材料は誰だ?

善と悪とその2つでしか見てはいけないなら他のものはどうして存在してるのか

どうしてその物事は意味を以っていて

どうしてその事柄は起こるのか

そこにはやっぱり即物的な物理的な物事では推し量れない人間の心というもの自体が存在するからだろう


いい悪いだけで判断してはいけない

いい悪いだけでは決して判断してはいけないんだ


僕のものであってもいけないし

誰かのものであってもいけない



いけないんだ。







『例えようのない言葉たち』




例えようのないこの感覚を、
僕はどうやって現せばいいのだろう

例えようのない歪さを
僕はどうやって伝えればいいのだろう

例えようのない情動を
僕はどうやって飲みこなせばいいのだろう



昨日を想い耽れば後悔で、
明日に想い馳せれば希望で、


いつも誰かになりたくて
いつも隣の芝生は青くて
いつも誰かを想ってて
いつもどこかを目指してて
いつもその距離に泣いて
いつも見えない何かに追い立てられてる



現実に身を置けば、自分のちっぽけさなんて明らかで
高望みも淡い夢も遠く果てしなく広がるのに
実際は遠い、果てしなく遠い

いつもここじゃないと嘆いて
いつも違うどこかを見てて
いつも俗世間には身の置き場がないようなそんな感覚の中で生きていて

不純物を沈殿させて
ろ過された水面の上澄みだけを汲み取って
淡く甘い感覚の中でだけに身を委ねたいと願ってて

いつかそれは叶うことなく消滅することすらもわかって
てそれでもいつかを夢見て期待して茫漠とした時間の中で混沌とした思考の中でもがいてもがいて這い出た道しるべを路頭に迷いながらも歩き出す


人生は奇妙で奇怪で
人間は奇妙で奇怪で

勝手に自分たちの中だけで付けたカーストの中で勝者敗者を決めて泣いて喚いて人の不幸を笑ってほくそ笑んで

そんなのハタから見たらかわりなんてないのに
そんなの外側から見たら何の役にも立たないのに
みんな足並みを揃えてないといつも除外してそっぽを向いて
だからそのような側の立場の者も最初からいらないような顔をして心を閉ざして耳を塞いで
壁を作ってるってことに気付かない

世界なんてそこだけじゃないのに
真実なんてそこだけじゃないのに
あたかもそれが全てのような
あたかもそれが正しいような
それ以外の道はありえないと言わんばかりの顔をして
井の中の蛙に気付かない

勝手に各々が
自分たちが正義だ
と思ってて
勝手に各々が
自分たちが社会の秩序
と思ってて
勝手に各々が
自分たちが世界の中心
だと思ってて

そばにいる人に気付かない
そばにいる優しさに気付かない
そばにある幸せに気付かない
そばにある平穏に気付かない
近すぎて見えてない
遠すぎて見えてない

誰が決めたものさしかも
誰が決めた秩序なのかも
誰が決めたルールなのかも
どういう意図だったかも
そんなの君たちにはどうだっていいのだろう


研ぎ澄ましておきたい感覚も街の喧騒に消えるなら
留めておきたい感覚も車のエンジン音に消えるなら
残しておきたい追憶も人々の他意に消えるなら

僕はどうして此処に存在しているのだろう



僕は君じゃないのに
君も僕じゃないのに
貴方は誰でもなくて
私も誰でもないのに

損とか得とか
優とか劣とか
好きとか嫌いとか
考えるだけ無駄なのに




日常をただ生きるっていうことが
見失って汚れてしまうことならば


人生ってすごく退廃的
甘美の中を蠢くデカダン




今を生きるって
明日を生きるって

甘くて怖い
甘美と恐怖

あとそれと
少しばかりの希望と憎悪






『疲れた』



気持ちが、
心が、
疲れた。

悲しさに、
苦しさに、
疲れた。

虚しさに、
切なさに、
疲れた。

会いたくて、
会えなくて、
疲れた。

思い返しすぎて、
一喜一憂して、
疲れた。


何で好きなのか、
理由を探しすぎて、
疲れた。


無になりたくて、
嫌いになりたくて、
疲れた。

諦めたくて、
でも望みは捨てたくなくて、
疲れた。

いつも2つの感情に揺らぎすぎる。

揺らぎすぎて、好きすぎて疲れた。


気付かないうちに溜め込んでいた
我慢、不安、焦り、
色んなネガティブな感情を抑制してしまってた反動なのかいつの間にか涙が出た。

今までは、当たり前だったことが当たり前じゃなかったんだなって気付く。

週3が週2になったって嘆いてたけどなんて

なんて贅沢な嘆きだろう。

それだって充分だったね。



顔を見たい。

姿を見たい。

声を聞きたい。

LINEしたい。

会話したい。

会えなくて辛い。


時々堪らなくなる時がある。

好きだっていう感情も記憶も千切れちゃえって思う。

千切れないなら私はいつこの感情から解放されるんだろう。





それでも私は、君には言わない。
迷惑も負担も掛けたくない。