M田の日記

M田の日常と1/3の純情な感情を綴る日記

『彼とカレー。』


先週の金曜日は、

久しぶりに彼に会った。


世間がこんな騒動の中、会いたいねなんて言葉を数回交わしてはいたものの行動にはなかなか移していいものか分からず終いだった私は数日前にダメ元で彼の好きなアニメとコラボ中のCoCo壱に目をつけてあたかもアニメのコラボ目的と言わんばかりに誘った。

でも彼からはしばらく未読が続き、こんな時期に何言ってんだと呆れられたかと思っていた。

でも返事は送った数時間後に届いてまさかの

「もしお店空いてたら金曜日いきますか!」とくれたからもう私は犬だったら尻尾バッシバシに振りまくってるだろうなって感じの2つ返事をした。


当日、彼は心配して私に尋ねてくれたけど私に委ねたらもうそりゃ逢いたいの一択しかないに決まってるし何よりもう私が限界だった。

彼不足で限界に干からびそうだった。


約束の時間は20時と遅めだった。

今のこのなんやようわからん流行り病のせいでお店閉まるのが21時に短縮されてるというのに。


約束の15分前にはもう着いていた。

てっきり駅前で待ち合わせかと思って余裕で彼に〇〇で待ってます!ゆっくりきてくださいなんて送ったが待ち合わせ場所完璧間違えていることをLINEで知り、

そこから心臓出ちゃうんじゃない?ってくらい爆走してちょうど彼が現地に着く時に私もちょうど着いた。


お久しぶりですとか言ったけど彼の口からは前髪!切ったんですか?かわいい。

なんて言ってくれた。

自分で切ったらちょっと切りすぎちゃったって話をしたけど喜んでくれていた。


店員さんに2人ですと答えると早速仕切りのある4人掛けの方に通された。

真正面から見る久しぶりの彼は、うっすーらツンツンってヒゲが生えててなんかかわいかった。


メニュー表を一緒に見た。

私は1番安いカレーにした。


彼はずいぶん悩んでいた。

トッピングもつけてオリジナルにしちゃおうかな!なんて言ってて微笑ましかった。


それから何気なくケータイを開いて、

「そういえばこの前、多国籍のカレー食べてきたんですよ」って撮った画像を見せてくれた。

おいしそー!とかすこしだけ話をしていたら

彼が「これ多国籍っぽくて美味しそうじゃないですか、これにします?」って1番高いスリランカ(?)っぽいこれまた多国籍風のやつをススメてくれた。


(え…ッ!?カレーでこんな値段!?)

って思いながらも、

「えー、いいんですか?じゃあこれがいいー!」つって。

全く遠慮しない感じで言ったら、

「うん、いいよ。」って頬杖をついたままニコッてされてそのふわっと笑った顔に萌えを感じて心臓が鷲掴みされて食べたかった。


もうなんならカレーというより彼を食べたい。

むしろカレーをかけて彼を食べたい。

すこすこのすこ。

って思った。


彼はまだ悩んでるようで

どうしようかなー。カツカレーにオリジナルでコロッケとか色々乗せちゃおうかなーとか言ってた。

もうその悩んでる姿すらもうかわいいすこ。

かわかっこいいとか人類最強レベルのかわいさでもうほんと食べたいって思った。

彼が呼んでくれて外国人の店員さんがきて注文を2つ頼んでくれた。



カレーがきて一緒に食べながらいろんな話をした。

エヴァの話をした。

私なりの見解を話したら

「すごいね、M田さんって結構人の事に関しても細かく見てるでしょ。洞察力あるよね。人間観察とかしてるの?お土産とかもいつも毎回おいしいしハズれたことないですけどなんかすごい観察力あるなぁって思ってた」って言われた。

「まぁTちゃんのこととか周りの人とか人物像としてまぁこうかな?ってのは自分の中でだいたいこうかな?とか見て接してるだけですよ。I東とかT山なんてだいたいなんでも基本的においしいおいしい喜ぶからテキトーにお土産買ってきてるだけです」つって。

遠回しに“わしめっちゃ、考えて買ってきてるのあんただけやで!”って言いたかった。笑

多分伝わってない。笑

その証拠に返答が「へぇー」ってめっちゃ薄かった。笑


後半お腹がいっぱいだったけど頑張って食べてたら無理しないで残していいよ?て言われた。

すこ!っていいそうになった。


私が残した分は彼が食べてくれた。

毎回毎回してくれるそういうのとかもなんかいちいち嬉しい。

彼氏と彼女してんなー、わしら。って思った。


お会計の時も自分の分は自分で払おうと思ってて財布を出してたけど、黙って私の分まで払ってくれて「いいからしまって。」って言われた。

(え、もう萌え死にそう。鼻血吹いていいですか)



お店の外に出てから彼にお土産を渡した。

ママと親戚のお姉さんといちご狩りに行ってきた時に、ご家族で食べれるようにと思って大きめのやつを買ったんだけど、

これは多いからって包紙を開けて半分私にくれた。


「M田さんっていつも思うけどほんとお土産のセンスいいですよね」て言われたけど今回のは味見して買ってないからおいしいかわかんないですよって言った。


そのあとどこかカフェ入りたいけど今こんなんだしね、って流れでまた懲りずに一緒にまたゲオに寄った。


一緒にエヴァの映画版の方を勧められて

あ、ほかに観たかったら他でも全然いいんですよ、無理に観なくても。

って言われたけどもうなんかそういう小さい気遣いすらも色々かわいくってこれ観ますって借りた。

俺何借りようかなぁって私にお勧めされるの待ってるっぽかったから私はすかさずボケて劇場版アンパンマンを彼のところに持ってった。

「え!?それおすすめ!?」てすっごいびっくりした顔されてめっちゃかわいくて笑っちゃった。

そのあとも秒速5センチメートルとかも持ってたけど「んー妹はその監督のやつすきなんだけどねー」て言って終わった。

そのあとも色々回って『ケイゾク』を勧められた。

彼と2人で40〜1時間くらいうろちょろしてた。

しばらく悩んでた。

何がいいかなぁ?て聞いてきて多分なんか私にお勧めされるのを促してるんだろうけど別にこれっていうほどお勧めできる作品がパッと思い浮かばないしそもそもそんなDVD鑑賞的な趣味として観てなかったからさ。笑

ごめんなさい。笑


それからやっと決まったみたいで、セルフレジに持ってったらそれ代も出してくれた。

(そんな彼の横顔に鼻血吹きそうになった。)


店員には怪訝な顔をされた。

けっ、リア充がッ。って顔なのか、

長居しすぎなんだよアホ2匹め。って顔なのか…


まぁ多分両者だろう。



帰りは少し彼んち方面で帰った。

色んな話した。



帰り際、あっさりとバイバイってしてしばらく歩いて振り返るとあれ?ってくらい進んでなかった。歩くの遅いなと思った。



ルンルンして帰った。

何回か重ねてきてるデートだけど、一緒に歩いてるとまだ毎回毎回(え、これ私の彼氏??これ私の彼氏??)てなる。

すっごい信じられないなって思う。



家路へと向かう足がルンルンする。

ルンルンをどういう感じか解説すると

踊りだしちゃいそうな、そのままぽんぽんぽーんって宙に浮いて空まで昇っちゃいそうな。嬉しさが込み上げて込み上げてどうにもできなくなって「わーっ!」て叫び出したいくらいの感覚。

片想いから両想いになるってそもそも信じられなかったし、実際になってみるとこんなに嬉しいんだ。

こんなに幸せなんだ。

こんなに人生が華やぐんだ。

自分でも踏み進める靴音が軽快なのが分かった。



家に着いて早々に、お礼ラインをした。

彼からはその返事と一緒に

「もっとお喋りしたかったね。」

「もうちょい暖かかったら公園とかで話したかった。」って言われた。


え…もうかわいいかよほんと。

普通なんかもっと如何わしい所想像すんだろそこ公園かよ(←むしろ私の方が如何わしいことに読者の方々がどうか気付きませんように。)めっちゃすこほんとすこ。



って思いながら悶え死にまして気付いたら朝でした。(めっちゃ端折ったw)







そんな短時間デートの思い出。